寒い日が続いている武蔵台ですが多くの方がひんやり澄んだ空気、山々の景色を楽しみながらお散歩をしています。今日も元気いっぱいの一日が始まっているのだと感じます。
先日関西の方のごみ屋敷を取り上げたTVを観たあとにお散歩をしている方を見てフッと父の話を思い出しました。もう10年前です。祖母が他界して少し経った頃、父が祖母の部屋の片づけをしていた時のことです。祖母には子供が4人。孫が10人。ひ孫が20人います。
毎年誕生日、敬老の日、クリスマス、お正月などそれぞれのイベントで15人くらいからプレゼントをもらっていました。1年で約60個です。優しいおばあちゃんだったのでみんなよく集まりました。
70~80代のおばあちゃんへのプレゼントはパジャマや下着、靴下、シャツ、杖、傘、食器などが多くなります。優しかったおばあちゃんの人柄と身内の多さが部屋の片づけをしていた時によくわかりました。
新しいパジャマが約30枚、下着は上下合わせて100枚くらい、靴下も60足以上(*’▽’)お店ができるくらい沢山の物が…。クローゼット、タンスや天袋などいろいろなところにありました。それらはみんなおばあちゃんの子どもと配偶者で分けたり寄付したりと3ヵ月くらいかけて部屋を片付けました。
それから数日後実家へ遊びに行くと…父がまた片づけをしていました。父は断捨離が上手な人でしたがその日は本当に疲れた様子でしたので片づけを一緒に手伝うことに…そのおばあちゃんの部屋には屋根裏収納があったのです。
収納部屋は15畳くらいでしたが可動式はしごなので、おばあちゃんは上がることがなかったはずでしたが(-_-;) たまに来る孫やひ孫に頼んでいろいろな物を収納していたのです。
そこには家電、小物家具、食器、タオル、毛布、布団、花瓶類など…以前1人暮らしをしていたこともありたくさんの物が…。家電などはプレゼントでもらったものを使い古いものを屋根裏収納へしまっていたようです。そしてやはり衣類がまた出てきました。
それらをみんな部屋へ移動し、おばあちゃんの子どもで分けましたが…さすがに持ち帰れないと!地域のバザーや老人ホームへ寄付。使用済みの物や使用できない物は少しずつごみに出していきました。ほぼ1年かけて片付けは終わりました。
もともと物を増やさない父がこの件を境にますます物を持たなくなりました(*´з`) それ以来、両親へのプレゼントはおいしい物を贈ることにしています。残るものはやめてほしいとの希望からです。
この話をここに書くことにしたのは武蔵台に住むご年配の方とこんな話をしたからです。80歳にあと数年でなるその女性は「私たち世代はなんでも取っておく世代なのよね~。なんか勿体ないし、いつか使えそうなのよね。それに買ったときはとても高かったからもうデザインが古いしサイズも合わないけど捨てられない。」とのこと。
そんな話を聞きながら、父の片付けの苦労を話をしました。年齢が増すごとにごみ集積所に持っていくことも大変になるときがどの方にもみんなに平等に来ます。そうなる前に少しずつ片付けすることが大切なのかもしれませんね。
武蔵台のショッピングセンター内の福祉ネットさんではお片付けのお手伝いやゴミ出しのお助けをしてくれるお助け隊があります。高齢や中年、子育て世代など年齢に関係なく地域で助けてくれる団体があるのはとても魅力です。
こま武蔵台自治会で行っている移送サービスなどは、ぜひ地域の会員の方には積極的に利用してほしいと思います。「手伝ってほしい!」という声は「手伝いができます!」という方の生きがいと元気の源になります。支え合いながらこの武蔵台で今年も楽しく過ごしていきましょう(^_-)-☆