こま武蔵台自治会館では毎週水曜日にくりくり元気体操を実施しています。日高市から委嘱されたサポーターの指導者の方々のお力添えにより、大変多くのみなさん方が参加をされています。
自治会館の玄関入口には今日も多くの靴がならび、かつて靴の間違え事件も起きたほどの混雑ぶりとなっています。自治会館改修増築工事もこうした問題を解決することを、目的の一つとしてあげています。いよいよ工事が始まります。工事関係については来年1月1日に発行予定の広報誌、「武蔵台だより356号」で詳細をお知らせいたします。
高齢者の健康長寿のためにロコモティブシンドローム(運動器症候群)を、改善するためのロコモ健康体操があります。週に1回のくりくり体操もその一つとなります。ふらつきがちの歩行を減少させることや、転倒しにくくなるための体操。そして階段の上り下りが楽になる効果が期待されます。
手首や足首に重さを調節できる棒状の重りをつけ、ゆっくり1から10まで数え上下させます。こま武蔵台自治会会員の方々の住む武蔵台地区で、くりくり体操ができる場所はつぎのとおりとなります。こま武蔵台自治会館、武蔵台小学校地域交流広場、ケアハウス武蔵台(武蔵台病院前)にてできます。
他の自治会や高萩地区でも多くの自治会館や公会堂等で実施されています。先日高萩団地自治会のみなさんが巾着田グランドでサッカーの試合をしていました。同自治会館ではくりくり体操を実施しています。巾着田は武蔵高萩駅からやや遠いため,同グラウンドでの試合には興味をそそられました。保護者の方の応援がすごかったですね。
ロコモ症状は7つのチェック項目があります。移動能力低下を主にチェックします。以下に該当する方は、くりくり体操がお勧めです。ロコモ体操は一般に次のような方が対象となります。➀片脚たちで靴下をはけない②家の中でつまづいたり滑ったりする③階段を上がるのに手すりが必要となる。④家のやや重い仕事が困難である⑤2kg(1ℓの牛乳パック2個程度)の買い物をし持ち帰るのが困難⑥15分くらい続けて歩くことができない⑦横断歩道を青信号で渡りきれない、となります。
なにか心当たりがありますでしょうか。こうした症状にはくりくり体操が期待されます。これらの症状に日高市健康ロコも体操は、4つの基本体操を示しています。①足指ストレッチ・・左右、各3回ずつ・・椅子に座り脚を片方づつ組み、足の甲に向け指をゆっり10秒程度反らせます。次に足の裏に向けて指をゆっくり10秒程度曲げます。これにより足の踏ん張りがきくようになるとのことです。
二つ目はスクワットとなります。三つ目は片足立ちで椅子などに手を添えおこないます。1分間足の高さを5cmくらい上げます。これにより転びにくくなることが期待されます。四つ目はかかと上げとなります。1セット20回を3セットやります。これにより歩くのが速くなることが期待されています。
こま武蔵台自治会館で指導してくださる理学療法士の先生には、武蔵台病院に勤務されている方がおります。日高市からの委嘱により、年間で他会場とかけ持ちで対応されており、毎回来られるわけではありません。理学療法士はリハビリを指導され、立つことと、歩くことなどの基本動作を改善させる専門家となります。
厚生労働省は高齢化にともない、理学療法士と食事や入浴等の機能改善をする作業療法士の専門家養成に,制度改定を含め強化をしていくことを表明しています。武蔵台地区でも自治会館という身近な場所でのくりくり体操は、毎回水曜日に大盛況となっています。
自治会館のくりくり体操には自治会移送サービス車を、活用されている方々がいらっしゃいます。12月に入り武蔵台も寒さが厳しくなっています。こういうときにこそ体を動かし、移動能力の改善をいたしましょう。日高市はもとよりこま武蔵台自治会も、みなさんの健康長寿のための応援をいつもしております。ロコモ体操をぜひご自宅でもお試しになってはいかがでしようか。