高齢化社会の日本では各種場面で影響が出てくることが指摘されています。3 月8日(水)は武蔵台公民館にて移送サービス運転者の方や、65歳以上の高齢者の方々を対象に安全運転講習会が開かれました。飯能警察署とこま武蔵台自治会移送サービスグループが連携し、会員皆さんに開催されました。40名ほどの皆さんが参加されています。
高齢者の問題は地方自治の根幹をなす地方議会議員のなり手がいないなど、自治会活動にも似たような状況が出てきています。こま武蔵台自治会も例外ではありません。日高市の65 歳以上の高齢者比率は今年1月現在では、30.2%となっています。武蔵台は47.4%,お隣の横手台は33.5%、高萩団地は42.0%、高麗川団地は26.1%の高齢化率となっています。
こま武蔵台自治会では年4回街の大掃除をしていますが、これも来年度の4月1日からは3回にするなどの案が出ています。日高市との調整を進めつつ新しい4月からの自治会執行部により決まってくることでしょう。高齢化による体の負担と季節による暑さ寒さの問題を、できるだけ軽減しようということにあります。
昨年の自治会環境衛生部の部会ではこのような回数削減の意見が出ています。武蔵台ではゴミ出しとダストボックスの清掃当番は、会員や非会員に限らず行政区の武蔵台区住民として実施することになっています。全国地方自治体や他地域では,市がゴミ出しをできない高齢者問題の対応をされているところもあります。
またボランティア有志の方々と各自治会が連携し、ゴミ出しをしているところもあります。自治会としての活動には一つの限界があり、各種団体やボランティアの方々、そして地域支援者の方々の協力を得て展開しているところが多くなります。
ある市の地域では地域住民によるゴミ出しを、地域ボランティアセンターを設立し、そこを通してゴミ出しを実施し当該自治会はゴミ出しの利用券を発行することにより対応する形をとっています。利用券は80円から100円程度でその一部をゴミ出しボランティアの方々にお渡しする形をとります。残りは運営費に使われているそうです。
そのほか原則要介護2以上や、要介護認定はないものの新聞紙や段ボール等の回収をしてほしていとの要請には、住民同士の助け合いにより対応している地域もあります。高齢者を理由にできないという事情については、自治会などとボランティアの有志、そして自治体との連携が必要となります。
自治会だけでは会員の目的との間で不公平感が常に出てきます。各自治会では最近の問題として常に出て來る問題の一つとなります。自治会活動も全国の地方自治体や他地区の自治会活動を参考に検討していくことが必要となっています。移送サービス事業と同じように、ボランティア精神により皆さんとの助け合いの精神を潤滑材として対応するなど、知恵だしが必要となる問題となっています。