11月8日(水)の朝日新聞朝刊には昨年10月20日になくなられた高名な登山家の田部井淳子さん(享年77歳)の記事がのっていました。女性初の世界最高峰エべレスト登頂のほか、各大陸の最高峰を極めた方として有名です。
田部井さんは人を励まし育てることに生涯を通じ活動されてきた人でもあります。田部井さんは企業の部課長管理職の在り方や,部下の接し方育て方など,ご自身の体験を通じお話されたのを生前,直接お聞きしたのを思いだします。
今から20年以上前に東京八王子のある企業の管理職として参加し、感動したのを思いだします。下手な経営コンサルタントや人事コンサルタントではとてもかなわない、ご自分の体験から得た貴重なお話をしてくださいました。田部井さんのお人柄もありますが、常に前向きで何事にもめげないすばらしく、明るい人という印象が残っています。
田部井さんのお住まいから車で約40分くらいのところに、日高市の日和田山や物見山があります。田部井さんを慕われる方々が、飯能市隣の東京都青梅市の御岳山(みたけさん)で「思い出ハイキング」の登山をする集まりがあったと朝日新聞では報じています。
田部井さんが福島県三春町から上京後初めて登った山が御岳山だそうです。ケーブルカー御岳山駅には田部井さんの顔写真の顕彰プレートが設置されたとのことです。三春駒の三春町には、かつて高校生の採用活動によく伺った街の覚えがあります。
田部井さんはご自宅からほどよい距離にある、日和田山や物見山を愛し病気療養中のリハビリ等もかね、ご主人とともによく登られています。日和田山から見える巾着田の風景に田部井さんは心を癒されたようです。物見山には毎月20日命日に田部井さんが講師をされた登山教室の教え子の方々が、田部井さんを偲んで集まり登っているとのことです。。
「一歩一歩登れば必ず目的地に」と常に前向きに生きられた田部井さんの愛した、日和田山や物見山は武蔵台から目と鼻の先にあります。世界的に高名な田部井さんの人生を偲べる山々が、武蔵台から歩いてほんの15分程度のところにあります。巾着田とともに美しい清流と山と緑の風景を背景に、日和田山、物見山はあります。
武蔵台に身近な山と清流と緑、そして現在は紅葉の山なみは、きっとみなさんの心をおだやかにすることでしょう。機会がありましたならば日和田山は武蔵台からすぐ近くで、標高は305メートルです。高麗駅付近はすでに標高120メートルくらいになるため、実際に登る高さは200メートル弱です。東京タワーの2/3位の登山となります。男坂、女坂とあり、初心者には女坂での登山をお勧めいたします。
天気の良い日にはこま武蔵台自治会のくりくり体操やストレッチ体操、BB体操のような健康体操とともに、軽い登山も体にはよいかもしれませんね。田部井さんを偲び日和田山と武蔵台を重ねあわせて改めて眺めてみました。