8月27日(日)「平成29年度日高市総合防災訓練」と武蔵台住民参加

昨年初めて日高市全域による総合防災訓練が実施されましたが、今年はその2回目として本日8月27日(日)に実施されました。昨年と違い天候にも恵まれ防災訓練としては暑い1日となりました。

武蔵台公民館で防災ビデオをみなさんで視聴

午前8時の防災無線等による地震発生の知らせとともに、各ご家庭でシェイクアウト訓練がなされました。当訓練は机やテーブルの下に身を隠し、余震への備えをします。次に火を使用していたときには、火を消します。昔はまず火を消すことが求められましたが、現在のシェイクアウト訓練では各種震災の教訓により自らの身を守ることがまず最初にきます。そして避難口確保をします。家が傾いた時はドアの開閉等ができなくなります。そのために開口部分の確保をします。午前10時から武蔵台公民館で行われたジャッキアップ訓練では、家が倒壊したときを想定し自動車のジャッキによる屋根を持ち上げての救出訓練が、今年初めて総合防災訓練の項目として実施されました。

シェイクアップ訓練後の安否確認対応

高齢者が多くなっている武蔵台では直前に防災訓練通知が再度ないと忘れてしまうとの意見もありました。当日の防災訓練放送等だけでは、なかなか自治会の安否確認訓練のために家の前に出てこれないとの意見にもつながります。避難口確保の後、家族の安否確認をします。そして避難する場合はガスの元栓を閉鎖し電気ブレーカーを落としてから外に出るようにします。そして自宅前道路で待機するところまでがシェイクアウト訓練となります。毎年シェイクアウト訓練を飛ばし自宅前に飛び出す方が多いですが、今年もそうした行動の方が見うけられました。

班長さんが各こ家庭の安否状況を確認の風景

そこに班長さんが各ご家庭の安否確認にこられ、所定の様式に基づき確認していきます。他地域のように一軒づつ玄関のピンポーンをならしての確認は武蔵台自治会での訓練はしていない関係で、やや他地域より安否確認率が低いことが毎年の課題となっています。自治会を含めた地域住民による自主的な参加意識の向上を期待しているために現行方法をとっていますが、ひとつの課題となっています。

武蔵台公民館前の受付の風景

班長さんは各班の安否確認情報を1丁目から7丁目までの所定の一時避難場所に待機している、各丁目の地区長や自治会担当本部役員に集計表を渡しました。本部役員等は交通が遮断され電話も不通との想定のもとで,自転車か徒歩により自治会館に集計表を持ち寄りました。本部役員がそれらを集計し自治会長に報告。自治会長は公民館に武蔵台自治会等の安否状況を報告することにより本日の前段の訓練は終了しています。

武蔵台,横手台は3班に分かれ訓練内容を聞く

午前10時からの武蔵台公民館での武蔵台と横手台の合同による以下訓練が、3班に分けられ実施されました。昨年はトータル約120名の参加でしたが、今年は天候にも恵まれたせいか約170名の参加となりました。訓練はジャッキアップ訓練、応急救護訓練、防災ビデオ視聴と日高市消防団第1消防分団による懇切丁寧な指導がありました。

屋根を自動車のジャッキにより押し上げ救出訓練

日高市消防団本部と第1消防分団による指導訓練をする日高市消防団の団長は武蔵台だより353号(2017年7月1 日)に掲載させていただいた和田貴弘氏です。

柳沢会長も見守るジャッキアップ訓練

また和田さんには武蔵台夏祭り第2会場のミニSL運行時の駅長役でも大変お世話になりました。第!消防分団は武蔵台病院の脇を通り、最初の交差点を直進したすぐ左に消防団詰め所があります。毎日武蔵台を初めとする日高市の住民の方々の安心安全を守ってくれています。

日高市消防団第1分団

昨年の訓練では初期消火訓練、心肺蘇生法(AED)取得訓練がありましたが、今年の訓練メニューは前記と通りとなっています。応急救護訓練では身近な布を使い、三角巾や止血や骨折等に対する応急措置の方法を学びました。

消防団の方々による三角巾や布による応急措置

災害は忘れた頃にやってくると昔から言われています。特に武蔵台は岩盤の上に住居があるところが多く、他地域との比較では安心安全の中心にあるように日ごから捉えられています。日常のちょっとした油断や天災地変はいつやってくるともかぎりません。毎日の生活中で武蔵台自治会の住民相互のコミュニティー力を高め、皆さんの力により、より住みやすい街づくりにまい進していきましょう。本日は皆様のこ協力に感謝いたします。有り難うございました。