自治会主催、今年の日帰りバス旅行は、91名参加、大型バス2台で秋の信州路を訪ね、八ヶ岳―諏訪―蓼科―白樺湖―小諸を回る目いっぱいのコースで実施されました。朝7時、肌寒い中での出発でしたが、好天に恵まれ、紅葉に染まる晩秋の信濃路を前後2台で走る丸大観光の真っ赤なバスは行き交う車もほとんどなく、蓼科連峰群を右前方に見ながら中央自動車道を静かに走り、八ヶ岳PAを経て10時過ぎに諏訪大社に着き、上社本宮を参拝しました。7年に一度寅年と申年に行われる日本三大奇祭の一つと言われる御柱祭で20万人の氏子によって人力のみで山から担ぎ出されて神宮の4本柱の一つになるといわれる重さ10トンのモミの木の大木を拝み、神楽殿の大太鼓や、丁度開催中の菊祭りを鑑賞した後、11時に蓼科高原チーズケーキ工房に寄りました。ここはチーズケーキやロールケーキ、八ヶ岳のリンゴパイやゼリーや地ビールなど各種のお菓子や飲料が整然とした空間の中に心地よく並んで、訪れる人たちを一時の幸せに包む空気がありました。中でも一杯のプラスチックのコップに各種のゼリー菓子を400円で詰め放題のコーナーは人気で、25~30個、中には60個も詰め込む猛者もいたようです。
山岳高原エリヤの清涼な空気の中を走り、12時過ぎに白樺湖レイクプラザでバイキングの昼食の後、入浴する者や売店でのお買い物をする者(600円の割引あり)など思い思いに過ごした後、2時には秋色の白樺湖畔に別れを告げて蓼科牧場を通り、バスは小諸へ向かいました。途中東部湯の丸SAでトイレ休憩の後3時半小諸へ到着。小諸では尾沼リンゴ園でリンゴ狩り。30分間食べ放題のリンゴ狩りでしたが、蓼科山の稜線を背にしてリンゴ畑で全体の集合写真を撮り、秋の風情を満喫しました。背丈も人並のリンゴの木に真っ赤なリンゴ達が鈴なりで立派な姿を呈していました。品種は「富士」で、食味は大変良いリンゴでした。一篭詰め込みで1500円の篭も人気があったようですが、山の畑と少し離れた場所の売店にも寄り、お土産の発送手配などする方もいたようでした。
4時半小諸を出て上信越自動車道を走り、5時半上里SAを経て武蔵台に戻るのは7時過ぎになりました。車中では各種の漢字クイズや伝達ゲームや組立俳句などの余興も行い、帰路はきみまろビデオで中高年への皮肉たっぷり、車中爆笑を誘う場面もあり、和気あいあいの中でバス旅行を楽しく過ごした1日になりました。 ( 文化厚生部 鳥井 )