こま武蔵台自治会の年間活動は本部の役員,本部役員の地区長を初め、副地区長、班長の各皆さんの対価としてはわずかであり、基本的にはボランティア活動により支えられています。また10月5日(木)には日高市長をお迎えし、待望の出発式の予定となる自治会の移送サービス事業の展開も、ボランティアとしての実施が前面に出てきます。
移送サービス事業は自治会会員の皆様には直接寄与する活動となります。会員の皆様方の移送サービスを運行するためには、運転手として手を挙げてくださった方々。そして移送サービス事業の運行を陰で支えていただく、役員や関係者の方々の活動もボランティアとして展開されます。地域や自治会会員の皆様に寄与し貢献していくための活動には、自治会として間接的に関与していく補助金支給などによる形もあります。武蔵台小学校PTAや武蔵台中学校PTA等にわずかですが補助金支出や、地域の体育祭、文化祭などへは自治会として直接参加の形もあります。
そうした中に各個人の方々が自治会とは別に手を上げられ、地域住民というより広い方々に対するボランティアの活動があります。全国的にも展開されている登校・下校の子供さんたちの安心安全のための貢献、寄与する活動もそのひとつとなります。武蔵台にももちろんあります。10年前に下校ボランティアに数年間参加されていた方のお話を今回ご紹介したいと思います。それまでは子どもたちはいつも2人で帰ってきていました。
そのような時、子供たちを守るべき不安情報を知らされ、保護者としてしばしば迎えに行きました。当時ボランティアにより、子供たちを守ってくれる活動に参加してくれた女性の一人にMさんがおりました。小学校から家までそれほど遠くない距離ですが、子どもたちは今までより楽しそうに、Ⅿさんと家まで帰ってきました。時には葉っぱのお土産や草の実などを持ってきました。いつも子どもたちの安全に気を付けてくれながら、子どもの目線やワクワクする気持ちを見守ってくれたMさん。あれから今年で7年が過ぎあの頃のお話を伺うことができました。
あの頃はほんとに大変でしたが楽しかったとMさんは言われます。2人の成長を身近に感じ、子どもたちなりの重大な出来事の話を聞いてくれたりしたようです。また2人のケンカの行方を見守ってくださりました。大好きなMさんにはわがままを言い、Mさんの答えの意味を子どもなりに考え、自分たちの答えを出すように導いてくれたことなど、今回7年を経て初めて知ることになりました。
親の知らないところで子どもたちは、下校ボランティアのMさんにいろいろなことを教えて頂いていたこと。そして当時のことをいい思い出として、笑顔でいろいろな出来事として話してくださったMさんのやさしさと、子供たちに対する愛情を感じることができました。この時期の知らなかった事実は、親にとっては初めて知ることでありとても新鮮で感慨深いものとなりました。
核家族化が進みまた子育てがしにくい時代と言われていますが、武蔵台もその例外ではないですね。核家族化時代は子どもからお年寄りまで、皆さんが一抹の寂しさを感じる時代なのかもしれませんね(-_-;) でもつながりを持つことで、大家族のようなお付き合いはできます。今でもその子たちはMさんが大好きです。今下校ボランティアをしている皆さん、そしてこれから始めようと思っている皆さんにも、数年後にはきっとこのような想い出とともに大好きなボランティアさんと言ってもらえる日が来ることを願っています(#^^#)
ほんの数十分の登下校にも子どもにとっては、人生の中で貴重な時間として社会とのつながりの時間。成長の時間となるのですね。今、お時間のある方はぜひ下校等のボランティア活動に一人でも多く参加していただけると次の世代に貢献できると感じます。子どもたちのワクワクと小さな可愛らしい世界を覗いてみるのも楽しいことの一つとなりますね。武蔵台の住民の方々一人ずつがボランティア精神を発揮していただけると、より住みやすい街に発展していくものと思います。
ぜひ皆様のお力を地域住民の方々や次の世代の子供さんたちのためにお使いいただけると、Mさんのような方がたくさん出てくる街になるでしょうね。Mさんから当時の知らないお話をお聞きし、ボランティアによる活動の楽しさと大変さを改めて知る機会となりました。