3月2日(金)は本年度最後の武蔵台小学校アフタースクールの開催日です。台っ子アフタースクールは日高市が各公民館と連携し、各種活動の支援をしています。自治会も子供会等を通じいくばくかの支援をしていますが、「武蔵台横手台地区青少年健全育成の会」がこのアフタースクールにも参加しています。小学校1年生から6年生までの希望者が毎年6月から翌年3月にかけて毎月の行事に参加しています。自治会を初め役員そして各種支援者の方々により運営されています。
ところで自治会館の1階増改築部分の前面には、今日の3月2日の段階ではガラス戸が入り、部屋らしくなってきました。フローリング化する元和室部分の畳ははずされ、設計どおりの姿ができあがりつつあります。天井も張られ部屋らしくなってきました。
自治会館正面玄関は大きく変わりつつあります。完成まで約10日あまりを残し最後の追い込みの建設が進んでいます。野口建設の野口社長も毎日現場に張り付き、現場の指揮監督に忙しく動いています。
3月2日の今日午後3時過ぎからは本格的に武蔵台公民館集会室とその前庭で、雑炊の煮炊きと災害時に役にたつ新聞紙によるスリッパ作製実習が合わせてありました。災害時には靴が見当たらくなったとき、近くにある新聞紙を使用し、スリッパを作り素足では歩かないようにするための練習訓練となります。
自治会から提供された巨釜に支援者や生徒さんが刻んだ、野菜や豚肉等をいれた雑炊が作られました。煮炊きができる間,武蔵台公民館の集会室では生徒さんが新聞スリッパの作製に集中していました。
午後冒頭から土井副会長は自治会の軽トラを使用し、巨釜とその他火器の準備をされ、現場に運び込んでいます。生徒さんも自ら刻んだ野菜を運び、巨釜の中に入れ満足そうにみていました。
さあ、集会室では新聞スリッパ作製に皆、目を輝かせています。早く要領をつかみ早々と新聞スリッパを作りあげ、両足に履き床の上をすべるように歩く姿がありました。中には皆より遅れ、腕に顔をうづめてそっと涙を流す男の子もいました。指導者の方から「まだできていない人・・いるかな?」という問いかけに、しくしく涙する男の子の隣の男の子は、泣く男の子の手を持ち上げ、意思表示の手助けをする姿が見られました。
やさしいなぁ・・この男の子は・・猫の母さんのようですね。そして自分で作った新聞スリッパの作り方を教えるとともに、指導者の先生を隣の男の子のそばに呼び寄せました。会社の研修ではこんなことはないからね・・いいですねこの風景は・・・
優しい男の子だなぁ・・自分だけができればいいというのではなく、友達をそっとかばいます。大きくなってもその気持ちを忘れずにいてね。きっとやさしい皆に愛される大人になってくれるでしょうね。いつまでもその気持ちを忘れないでね!!
各テーブルでは指導者や支援者の方々がひとつづ丁寧に、新聞スリッパの作り方を教え手伝いをしています。出来上がった自分で作った新聞スリッパをじっと眺める高学年の小学生もいました。余裕だねこの男の子は・・社会人になってもおなじような風景が出てきたとき、それぞれの人生の中てしっかり生きてね!!がんばるんだよ・・・。
どお!!というように新聞スリッパをはいて見せてくれる女の子・・なかなか自慢げでした。よくできていますし、また早いなこの子は作るのが・・非常に手際よく作りました。将来やり手のてきぱき母さんになるのかな?
そうこうしているうちに、お待ちかねの雑炊が出てきました。豚汁ふうの雑炊でなかなかの味でした。待ちきれず先に口をつけた子供さんに、まだ「いただきます、していないよ!!」と指導の先生より声がかかります。フライング気味の男の子はきまずそうに肩をすくめ小さくなっていました。
全員でそろってでは「いただきます!!」と唱和し、一斉に口をつけ始めました。早く食べた生徒さんは手持ちぶさたにしている子もいました。つかさず先生から、おかわりの欲しい人は入口に並んで・・と自治会副会長の土井さんの方向に行くことを促します。皆わっあ・・とすぐ長い列を作りました。
その間別の先生が来年度やりたいことは何かな?と声掛けをします。次から次に出て來るやりたいことを、先生はホワイトボードに書きだします。自由遊び(外と中)、かるた、迷路、ドッチボール、フェイスペイント、宝さがし、逃走中、お化けやしき、トランプ&ウノ、人生ゲーム、ドッキリ、グランドゴルフ、ドロケイ、かくれんぼ、クリスマス会ケーキ、劇(全員),人相ゲーム、なんじゃもんじゃ、学校写真・・・等、なんだかよくわからないものも出てきました。
ホワイトボードへの書き出しが終わると二人の女の子は、また自慢の新聞スリッパを履いて見せてくれました。小学生はなんだか女の子が積極的かなと思うシーンが多くみられました。
煮炊きと新聞スリッパ作製実習と試食が終わり、自治会土井副会長は軽トラに巨釜ほか今日の主役備品をのせ帰る準備をします。ご苦労様です・・・高齢者だけでなく次世代担う小学生、台っ子アフタースクールを通じ、武蔵台・横手台の子供さんたちの成長を見守る、自治会の精神がみなぎっているような軽トラの姿でした。
台っ子アフタースクールも終わり、武蔵台公民館にも夕暮れが迫ります。本部役員の桂さんが実行委員長を務めるこの催しは。各自治会が参加しているものとしては少ない例の一つのようです。アフタースクールは日高市の各公民館を通じ実施していますが、武蔵台公民館での対応は他に比較し遅い方のようです。これから台っ子アフタースクールは4月からまた新しくやりたい項目が、今日の小学生からはたくさん出てきました。きっと支援者の方々のお力添えで新年度も充実した、台っ子アフタースクールが実現することでしょう。
武蔵台のまわりでは春の訪れが足をしのばせ近づいています。蝋梅のかぐわしい臭いがあたり一面に漂い、とても和やかなゆったりとした気持ちにさせてくれます。武蔵台小学校の児童の皆さんは武蔵台や横手台の方々にいつも暖かく見守られています。大きく成長して将来の日本のためにがっばってくださいね!!みな応援しています。