古着から繋がる 小物作りサークル「クレヨン」(*’▽’)

勿体ないという気持ちは日本の文化と言われています。昭和中頃までは物を大切にしていた時代が続いていました。平成前後は物が溢れ捨てる時代、世間ではバブル時代と言われていました。近年は昭和の時代に少し戻りリサイクルを行うことで自然環境、資源を守るなどの理由からリサイクル時代となっているように感じます。

クレヨン会の皆さんが集まるこま武蔵台自治会館

以前、江戸時代のリサイクル社会の話を聞いたことがあります。すべての製品が手作り、時間かけて材料から育て製品を作り上げていきます。そのため壊れても修理したり、作り変えて新しい用途の物にして使うなどです。特に衣類は貴重なものだったので大切にしてきました。

着物は解すと一反の布に戻ります。いろいろな形に切って洋服にする西洋の物とは違いますよね。母から娘へ。娘からその子どもへのように渡すこともできます。とても長く使う工夫でした。傷んできたら巾着カバンにしたり、髪飾りにしたり、お雛様に作り替えたりします。武蔵台のお隣飯能市では飾り雛飾りを3月頃に展示しています。最後まで大切に使う文化は今も残っています。

クレヨン会で作成したバック、愛着のある小物となりました

その文化はこの武蔵台にもあります。武蔵台自治会館で木曜日に着物などの古着を利用して小物を作っているサークルがあります。月に2回、1回500円。現在5名のメンバーで活動しているそうです。可愛らしいペットボトルカバーやたくさん荷物の入るカバンもあります。武蔵台の中にも着物を持っている方は多くいると思います。

やさしい話し方で、ほっこりする 代表 剱持さん

着物を作るときに親に作ってもらったことで思い入れもある着物。何より金額が高いので着なくても、少し汚れていてもなかなか洋服のように捨てられず箪笥の中に入っている着物。皆さんどうしていいかわからないと思っているのではないでしょうか?その着物や使わない布を利用して小物を作り、日々使用できるものを作っているのです。

このミシンで作っています

日本の心とも言われている「勿体ない精神」。物のない時代から続くリサイクルをすることの大切さ楽しさを、この物作りサークル「クレヨン」で実践しています。もともとは現代表者の方が趣味で習い始め、友人、知人が集まり知人宅では手狭になりサークルとして武蔵台自治会で活動をスタートしたそうです。その友人宅で飼われていたペットの名前がクレヨンちゃんだったのでサークル名は「クレヨン」になったそうです。

日高市には巾着田の美しい風景があります

このように武蔵台の中で活動している方が武蔵台住宅地の歴史を紡いでいっています。どのサークルを見ても共通することがあります。最初は興味や生きがい探しからスタートしたことが今では自分や家族。

美しい武蔵台の街並みと青い空

仲間や地域の生きがいの場になりました。この街のどこかでこんな活動をしている方がまだまだいます。次はどんな方に出会えるのか楽しみです(*´з`)