こま武蔵台自治会の安全対策部にはその年度の班長さんが、各専門部振り分けの中で年間活動に参加しています。班長さんが安全対策部員として活動する内容は、定型的に毎月2回を昼夜1回づつにわけ安全パトロールをしています。当該パロールには防犯と防災が含まれています。緊急事態や台風,大雨、大雪,地震等の場合には、副会長とともに安全対策部長が現地の見回りや警戒に出向きます。
昨年の台風は2回武蔵台にも来襲しましたが、副会長であり安全対策部長の田中さんは,副会長で環境衛生部長である土井さんとともに,自治会の軽トラに乗り現地の警戒巡回をしています。また大雪時には雪中行軍となる中で、おなじように警戒巡視や融雪剤の散布など他の本部役員とともに実施しています。
こうした非定型的な緊急事態に対しては、今年度は副会長が安全対策部長を兼務していた中で実施されています。日常活動での防犯防災の安全パトロールは,組織的に自治会が始めて10年を超える歴史があります。歴代班長さんが担ってきた武蔵台の安心安全のための活動となっています。
点検項目には街路灯の球切れがあります。昨年武蔵台の生活道路を初め道路の街路灯はLED電球になっていますので、今後はこの球切れによる防犯上の問題は少なくなってくるものと予測されています。そして交通標識、カーブミラーのチェックがあります。カープミラーが庭木等で隠れまた汚れや台風等で角度が曲がることにより見えにくくなる場所が出てきます。
安全対策部長は市に伝えてもなかなか手がまわらないとき、緊急時には自らカーブミラーの角度修正を行っています。また庭木の繁茂により歩道等がふさがれる状況は、長期不在者宅や空き家などでは特に自治会としての対応は難しくなります。路上駐車も近所同士の場合には解決が難しい場合が多く、安全対策部長が直接話し合いに入っています。
安全対策上の苦情処理の対応は安全対策部長の重要な仕事の一つとなります。チェック場所には武蔵台に34個所ある公園の立ち木や縁石、公園内の点検があります。日高市の管轄の公共の場の問題は班長さんからの報告に基づき、日高市の関係部署と連絡調整協業をし、安全対策部長が問題解決に導きます。また必要に応じ実施していることに、振り込め詐欺防止対策があります。
年金振込日に高麗武蔵台郵便局前で、キャンペーンのチラシとグッズを配布しています。昨年2月のように飯能警察署生活安全課と自治会安全対策部が連携することもあります。7丁目をモデル地区としてこのときは270軒全戸に警察署員と自治会安全対策部長、会長、副会長、地区長が同行し啓蒙活動を実施しています。
警察官を名のる詐欺事件もあるため自治会役員が同行するようにしています。武蔵台行政区は犯罪が近隣との比較において少なくなっています。また年間の防災対策として重要なのものには、日高市総合防災訓練があります。安全対策部長は事前に日高市の説明会に出席し、こま武蔵台自治会の防災訓練概要を企画し、三役会にかけ定例役員会に上程し実施に向け動きます。そして実行責任者として率先垂範の行動をとります。
毎年安全対策部長は武蔵台公民館において、2回にわたり全班長151名に説明会を開催し、防災訓練当日の安否確認を初め防災訓練内容について説明をします。当日は訓練の最前線にて参加し、会長は防災訓練当日の状況を武蔵台公民館に即報告できる体制をとります。今年の総合防災訓練の内容はこれから決まってきます。
自治会では非会員を含めた対策と昨年度の会員からの意見を踏まえ、今年度の内容を安全対策部長は企画します。またこの際毎年避難困難者等の確認と誰が当該者の救出にかけつけるかという、水面下の対策もされます。
安全対策部は毎年新春の集いのなかで安全祈願を、飯能警察署高麗駐在所と高麗駐在所連絡協議会等の皆さんと企画します。事前準備も他の案件と同様に重要となります。自治会の自主防災組織の運営とともに、当該組織規程の検討や改定を安全対策部長は担うことになります。安全対策部は日常の防犯防災とともに緊急事態に対する対応を常に常在戦場にて駆けつけるスタンスが求められています。
今年度は副会長と安全対策部長が兼務のためかなりハードとなりました。4月1日以降の新執行部の体制では副会長と専門部長を切り離すことを提言しており、新しい体制で取り組むことになるでしょう。また環境衛生部と安全対策部は密接不可分な部分があり、組織上は分かれていますが武蔵台では常に連携して対応することが肝要となっています。