こま武蔵台自治会移送サービス事業は10月2日より開始されました。出発式は10月6日に日高市長ほか来賓の方々をお迎えし実施されました。
移送サービス事業の目的は道路運送法との関係を無視した場合には成り立ちません。日高市の指導をうけながら、また全面協力を得て道路運送法の適用がない範囲での実施となっています。またそれらの事前の説明会は直近でも2度武蔵台公民館にて実施をいたしました。
白タクなどの違法行為にならず、移送サービスを自治会でできる範囲は法的に限られています。公共交通との棲み分けがまず出てきます。武蔵台団地の中で自治会会員の移動困難者の生活クオリティを、下げないための一手段となっています。団地外には公共交通をご利用いただくことになりますが、当該バス停留所や高麗駅までは移送サービス車の対応が可能となります。
また高麗駅ローターリーには入れませんので,その前までが移送サービス車による会員皆さんに対する送迎となります。介護の必要な方は福祉ネットのお助け隊が対象となる、棲み分けが自治会との間でされています。
介護が必要でない方で移動困難者の方々が、今回の移送サービス事業の対象者となります。自治会会員で65才以上の方を対象としますが,会員であれば妊産婦やお子さんづれ等、年齢は必ずしも絶対条件になっていません。
約3か月の移送サービスご利用情況によれば、自治会会員の高齢者の方々を初めご利用の皆さんには喜ばれています。
10月から移送サービスは開始され12月10日までの集計によりますと、延べ190名の方がご利用になっています。その間月曜日の利用は8.4%、火曜日12.7%、水曜日は自治会館にてくりくり体操があるためその送迎に40%、
木曜日14.7%、金曜日13.7%、土曜日8.4%、そして日曜日は2.1%となっています。日曜日は移送サービスのお休みの日となっていますが、集計の日曜日は武蔵台公民館での文化祭等の移送等で、自治会館や公民館のイベント等開催日の特例の日に該当しています。
主な移送先として高い順に自治会館、ショッピングセンター、公民館、武蔵台病院、武蔵台歯科医院、横手のファミリーマート、横手の近藤医院、その他となっています。
ガソリン代実費として、毎月のご利用回数等により若干変わりますが、1回あたりの利用料は60円程度となっています。高齢化社会の問題はこま武蔵台自治会会員のなかでも例外ではありません。高齢者になればなるほどお互いの助け合いが必要となります。
孤独、孤立化は健康長寿とは無縁になるといわれています。こま武蔵台自治会は自治会会員のために、地域交流の場の提供とコミュニティとしてお互いの場を作ることに力を入れています。高齢化をエクスキューズにしていては解決しないことが多く出てきます。ひとりでは生活できません。
移送サービス運転者の方々や運行管理者の方々は、無償によるボランティアによる協力者となっています。自治会では会員の皆さんの生活クオリティを高めるために、毎日役員一同活動をしています。陰になり日ごろ会員の皆さんに対し、ご協力とご支援をしてくださっている方々に感謝申し上げます。
移送サービスも公共交通との棲み分け中で、こま武蔵台自治会の皆さんに少しでもお役にたてるよう関係者一同、所定運行日に鋭意活動をしています。移動困難者の生活クオリティが下がらないように、こま武蔵台自治会は会員の皆さんの応援をいつもしています。移送サービスの予約の電話番号等は会員の皆さん宅へ全戸配付をしております。