自治会は会員サービスを自治会の年間活動のなかでいろいろな形で実施しています。自治会というコミュニティを通して健康長寿と、現役世代、子育て世代とともに住みやすい街づくりを自治会はめざしています。
健康長寿に関しては高齢化率が武蔵台では5丁目が一番高くなっており、一般的な武蔵台住民の持つ常識と実態はややかけ離れているようです。地震や災害に強いといわれる武蔵台も、反面では細長い街並みがつづき、坂が多く高齢者の方々には移動に困難を伴う場合もいらっしゃいます。
今月から自治会の移動サービス事業として、ガソリン代の実費のみを基準に、後払いによる移送サービスを日高市と相談しながら決め開始をしています。現在買い物や通院、自治会館での催しやサロン。健康体操等の移送などに利用されています。
来年は夏祭りの会場までの足としても、ご利用になられる方が出てくると思われます。移送サービスと自治会活動や各種健康長寿にかかわるサークルや催し等へのご利用がされてくると思います。健康長寿という面では全国の各自治体やNPO等がいろいろなアイデァをだし展開をしています。
自治会との関係では最近ホームページでご紹介した健康体操やくりくり体操、いきいき予防体操、そしてラジオ体操やグランドゴルフを比較しながら、皆さんが参加されるときのポイントを簡単にまとめてみましょう。
ラジオ体操は全国で実施されていますが、武蔵台ラジオ体操会は夏休みだけでなく1年中毎朝午前7時からこま武蔵台ショッピングセンターで実施しています。この事実にかつて日高市の谷ヶ﨑市長も来られたことがあります。
他の健康体操に参加されている方のなかにも、この事実は意外と知られていないようで、「毎日?どこで?」とよく聞かれます。高齢者も子育て世代も小学生も同じラジオ体操の第一と第二を行います。
他のサークルと異なり体全体を連続して動かします。ラジオ体操はよく考えられたメニューだとつくづく思います。普段使わない体の部位を動かし、現役世代のお父さん、お母さんも四十肩、五十肩などの回復にも役に立ちます。体に自信のある方は若い人とともに武蔵台ラジオ体操会に参加されると、毎日の体が軽くなり動きやすくなるでしょう。
高齢者の健康体操で自治会で一番の人気はくりくり体操です。ラジオ体操と違い一つの体形を1から10まで数える間維持し、また次の体形に移り同じように数え維持した姿勢を保ちます。無理なくできる、汗をかく健康体操です。
水曜日の午後1時からが通常となりますが、月に一度ほど会館利用の都合で午前10時からそれぞれ2時間ほどたっぷり体を動かします。お見受けしたところ70才以上の方々がほとんどと思われます。男性の最高齢参加者は90才です。皆さんは体を動かすことが楽しみという方々ばかりです。くりくり体操の参加者の年齢層は一番高いため、現在5名ほどの方々が自治会の移送サービス車「おりづる号」をご利用になっています。
今後ご利用者はくりくり体操では増えてくると予測されています。くりくり体操より若干若い世代と思われる70才台の女性の健康体操に「体操BB( ビューティフルボディ)」とほぼ同じ内容のもう一組「ストレッチ体操」が、火曜日の午前と午後にそれぞれ実施されています。
ラジオ体操ほどではないですが、体をかなり動かします。ゆったりした音楽が流れるなかで、一つの体形ポーズを太極拳のように立ちながら、また座りながらポーズをきめるスクワットも出てきます。音楽に合わせたゆったりした動きでも、途中で水分補給が必要となる連続した動きが、1時間半から2時間ほどつづきます。
この体操BBやストレッチ体操の健康体操に参加されている方々は、実年齢よりかなりお若く見えます。現在は女性ばかりですが、武蔵台公民館で実施する曜日もあるようですので、5丁目、6丁目にお住まいの方はぜひそちらも覗いてみてください。
会員の中には自治会館が毎日ほぼフル稼働している事実を知らない方もいらっしゃいます。また自治会役員の姿を夏祭り等の当日だけ見ることが多いと思いますが、毎回その準備のためには数倍の日数と労力がかかっています。
8月の夏祭りも4月から関係者との打ち合わせがはじまります。準備のための作業の姿をできるだけ会員の皆さんへ見える化したいと考えています。健康長寿の高齢者と子育て世代が参加しやすい、体を動かすサークルのご紹介をいたしました。皆さんもこれなら自分でもできると思われた方は、ぜひご参加されることを期待しています。