大正9年、西暦1920年は今年からさかのぼること98年前ですね。さてこの時代はいったいどんな世の中だったのでしょうか?箱根駅伝の第1回が開催された年でもあり、また日本のプロ野球も始まっていますね。サザエさんの作者長谷川町子さんや俳優の森光子さん、三船敏郎さんがこの年に産まれています。武蔵台にはこの年に産まれた元気で明るい女性が住んでいます。
この女性との出会いは長い階段をキャリーバッグを持ち、一段ずつ手すりを使い上がっていた時でした。
声をかけキャリーバッグと手荷物を預かり、一緒に上までおしゃべりを楽しんだときのお話です。聞けばご主人は100歳を超え亡くなられたそうです。この武蔵台に来られたときは60代とのことでした。
当時ご主人は病気で余命6か月と宣告され、大好きな山歩きを楽しみたいと武蔵台に引っ越してきたそうです。お医者様の見立ては大きく変わり、100歳を超えたときもお元気だったそうです。秩父の札所巡りを4回も行き、この近所の山の散策を毎日のようにご夫婦でよく行かれたそうです。
今日は妹さんと旅行から帰ってきたところだと、楽しかった旅の話を聞かせてくださいました。何よりいかに元気に長生きをするかの話はとても納得のいくお話でした。
とにかく歩きなさい!足が丈夫でないと元気に長生きはできませんよ、との話を聞きながら歩く足取りはとてもしっかりとしていました。頑張って歩くように心掛けようとこの女性を見て改めて感じました。
武蔵台に住んでこの女性はとてもよかったと話していました。今もこの街がとても好きでいろいろな方がこの女性のお宅に集まりお話を楽しんでいくそうです。98歳でも女子会を楽しんでいます。
武蔵台の高齢の方は元気に楽しく過ごしている方が多いように感じます。近くこの女性とお茶会をする約束をしました。どんなお話を聞かせて頂けるのかワクワクします。大正、昭和、平成の3つの時代。この女性が見てきた日本の移り変わりをお聞きし、いつか子どもたちにも伝えていきたいと思います。
また、このホームページにもご紹介していきたいですね。お楽しみに(^_-)☆今まで便利だと思っていた武蔵台の中にある階段の手すりは、高齢の方にはかなり高い位置にあり、とても使いにくいことがわかりました。
目線を変えてみることでいろいろなことが見えてきますね。小さいお子さんや高齢者の方にこの街がもっと住みやすく、幅広い年齢の方に優しい地域になるといいですね(*’▽’)